国内の確定給付企業年金の平均的な資産構成割合から、2021年度(2021年4月~2022年3月)の累積収益率を試算してみました。国内外の債券・株式の4資産の収益率はそれぞれの代表的なインデックスによるもので、企業年金連合会のサイトに掲載の「市場の収益率等」からデータを取 ...
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カテゴリ: DB(確定給付企業年金)
実際には”バランスしない”実績連動型キャッシュバランスプラン
確定給付企業年金は、給付額の算定方法を規約に定め、その支払いを会社が約束する企業年金制度であり、その算定方法には様々なものがあります。その1つに「実績連動型キャッシュバランスプラン」と呼ばれるものがあります。実績連動型キャッシュバランスプランとはキャッシュ ...
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DBとDCの給付の条件は揃えるべきか?
DBの受取時期にDCのような年齢の制約を設ける必要はないが、べスティングの条件についてはDCに揃えていくべき、というのが私の考える回答です。 ...
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代行返上に向けて動き始めた企業年金連合会の2018年度決算
先週4日、企業年金連合会の2018年度決算が公表されました。 連合会では、中途退職者の企業年金の脱退一時金や、制度終了(解散)した企業年金からの分配金を受け入れ、原則として65歳以降に終身年金として支給する年金通算事業を行っています。その積立比率(純資産/責任準 ...
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年金選択率は会社の経営に対する信頼度のバロメーター
企業年金のある会社では、勤続年数等の条件にもよりますが、退職後に給付を年金で受け取るか一時金で受け取るかの選択権が与えられます。税金や社会保険料、手数料を差し引いた手取りで考えると一時金での受け取りが有利な場合が多いですが、ライフプランに合わせて「生活に ...
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地域や業種を問わず加入できる総合型DBの一覧
今週は月曜日、水曜日と総合型DBの事務局の方々向けに講演する機会があり、中小企業への企業年金の普及という観点から、私自身が中小企業のお客様に企業年金の導入を支援した事例を交えつつ、総合型DBには積極的に情報開示や情報発信をしてほしいという趣旨の話をしました。 ...
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DB法の目的は「高齢期に給付が受けられるようにすること」でよいのか
2月22日に開催された社会保障審議会企業年金・個人年金部会の議事録がこちらに掲載されました。今回は第1回ということで、私的年金の現状と今後議論すべき課題について事務局より提示があり、それに対して委員が自由に意見を述べていくというような形で進められました。非常 ...
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リスク分担型は終身年金のリスク軽減策として妥当なのか
以前こちらの記事の中でこれまでにリスク分担型企業年金を導入した企業を紹介しましたが、改めて見てみると終身年金を維持しつつ従来型のDBからリスク分担型に移行している例が目立ちます。終身年金は従業員にとってはありがたい制度である一方で、企業からすると長寿化や制 ...
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総合型DBが加入企業数を増やすための3つのポイント
「企業年金の普及・拡大」は確定拠出年金法の改正(2016年)の第1の目的にも掲げられているとおり、私的年金分野における重要な課題と位置づけられています。実施や運営の要件が緩かった適格年金の廃止に続き、厚生年金基金も原則廃止されたことで、特に中小企業における企業 ...
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日立の企業年金制度改定
1月28日の日経に日立が「第3の企業年金」と呼ばれているリスク分担型企業年金を導入するという記事がありました。日本経済新聞 電子版@nikkei年金財政の悪化を抑えるため、富士通などが採用している「第3の企業年金」を日立も導入します。まず日立本体の約3.5万人の現役社員 ...
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