昨日、確定拠出年金年金法施行規則の一部を改正する省令が施行され、運営管理機関各社のWebサイトに運用商品の一覧が公表されました。主要な企業型の運管のサイトを見てみましたが、目立つ場所に一覧表へのリンクを掲載しているところはほとんどなく、見つけるのに一苦労です。

以下、一覧表、もしくは一覧表へのリンクが掲載されているページへのリンクです。


一覧表自体のつくりも全般的に商品の比較がしやすいような形にはなっていません。

上記の中では、りそな銀行の一覧表(元本確保型以外)は、投資対象資産の分類、パッシブ/アクティブの別、運用会社、信託報酬の各項目について、Web上でソートできるようになっており、利便性は高いといえます。しかし、他は同種の商品を抜き出してくるだけでも手間がかかりそうです。

法改正により、運営管理機関の評価は事業主の努力義務となり、その材料として運用商品を比較できるようになることは重要なポイントです。その趣旨からすると、商品一覧の公表は大きな一歩ではありますが、公表の仕方には改善の余地が大いにあります。

<クミタテル関連記事>
某銀行の商品一覧から外国株式のパッシブ運用商品のデータを抜き出して比較してみました。