明日開催される第2回企業年金・個人年金部会の資料が厚生労働省のWebサイトに掲載されました。
第2回社会保障審議会企業年金・個人年金部会 資料
メインの議題は関係団体のヒアリングで、以下の各団体から企業年金・個人年金制度に関する提言・要望が提出されています。
第2回社会保障審議会企業年金・個人年金部会 資料
メインの議題は関係団体のヒアリングで、以下の各団体から企業年金・個人年金制度に関する提言・要望が提出されています。
・日本経済団体連合会
・日本労働組合総連合会
・日本年金数理人会
・企業年金連合会
・企業年金連絡協議会
・国民年金基金連合会
この中で軽く衝撃を受けたのが国民年金基金連合会からの提言です。国民年金基金連合会は国民年金基金と個人型確定拠出年金(iDeCo)を所管していますが、このうち国民年金の第1号被保険者を対象とした国民年金基金はかなり財政状況が悪化しています。
しかし「国民年金基金制度運営に関する課題」としてはこの点には全く触れずに、「国民年金基金においても、第2号被保険者や第3号被保険者を加入可能としてはどうか。」としています。第1号被保険者だけを対象としていては埒が明かないので、第2号、第3号を対象に加えることで積立不足を埋めようとしていると受け取られても仕方ないでしょう。
限られた時間の中で6つの団体からヒアリングを行うということのようなので(かつ国民年金基金は今のところ当部会での主要な議論の対象とはなっていない)、あまり深い議論にはなりそうもないですが、この国民年金基金に関する「提言」に対して委員からどのような意見が出されるのか、あるいはスルーされるのか、私としては気になるところです。
この中で軽く衝撃を受けたのが国民年金基金連合会からの提言です。国民年金基金連合会は国民年金基金と個人型確定拠出年金(iDeCo)を所管していますが、このうち国民年金の第1号被保険者を対象とした国民年金基金はかなり財政状況が悪化しています。
しかし「国民年金基金制度運営に関する課題」としてはこの点には全く触れずに、「国民年金基金においても、第2号被保険者や第3号被保険者を加入可能としてはどうか。」としています。第1号被保険者だけを対象としていては埒が明かないので、第2号、第3号を対象に加えることで積立不足を埋めようとしていると受け取られても仕方ないでしょう。
限られた時間の中で6つの団体からヒアリングを行うということのようなので(かつ国民年金基金は今のところ当部会での主要な議論の対象とはなっていない)、あまり深い議論にはなりそうもないですが、この国民年金基金に関する「提言」に対して委員からどのような意見が出されるのか、あるいはスルーされるのか、私としては気になるところです。