以前、「ちょっとだけラクになる確定申告と年末調整の手間」に書いたとおり、2018年分の確定申告(還付申告)からスマホでの申告ができるようになっています。ツイッターではすでにこれを利用して確定申告を終えた人の感想も流れてきました。

ただどんな場合でもスマホでできるというわけではなく、「利用者の多い一般的な給与所得者の医療費控除又はふるさと納税等による還付申告を対象とした」仕組みとなっています。実際にスマホから確定申告書作成コーナーにアクセスして作成を進めてみました。

「作成開始」をタップすると、まず「ご利用の前に」という画面が現れ、
  1. 平成30年分の申告か→YES
  2. 給与以外に申告する収入があるか→NO
  3. 源泉徴収票は1枚だけか→YES
  4. 年末調整済みか→YES
  5. 医療費控除や寄付金控除の適用を受けるか→YES
  6. それ以外で申告する控除や年末調整の内容に変更はあるか→NO
という6つの質問項目について、1つでも上記以外の回答があるとPC版に誘導されるようになっています。まさに給与所得者の医療費控除と寄附金控除(ふるさと納税等)専用の申告システムです。

この6つの質問をクリアすると最後にe-Taxか書面かの選択を行うこととなり、これについてはどちらもスマホ対応していますが、e-Taxについては今回から新たに導入された「ID・パスワード方式」にしか対応しておらず、従来からの「マイナンバー方式」による電子申告はPCでしか対応していないようです。

なお、ID・パスワード方式によるID等は「税務署で職員による本人確認を行った上で発行」となっており、この時点で「スマホで確定申告」という選択肢は私からは消えました…(マイナンバーカードはすでに取得済み)。

ただ、書面で提出するならマイナンバーカードやID・パスワードがなくてもスマホで申告書を作成することは可能です。その前提で操作を進めてみましたが、やはり医療費控除については入力件数が多いとスマホで完結させるのはちょっとしんどいかなという感じです。

以下、本人情報等の入力を進めていくと、最終的には12桁のマイナンバーの入力を求められます(カードを取得済みかどうかに関係なく)。手元にカードがなかったのでここで操作は中断しましたが、最後まで入力が終わるとPDFファイル等で申告書が出力されるので、それを印刷して郵送等により税務署に提出し、手続き完了となるようです(e-Taxだと印刷の必要はなく、データを送信して完了)。

ということでスマホによる確定申告には色々と制約がありますが、寄附金控除のみの申告だったり、件数は多くないけど入院などで多額の支出があった医療費控除の申告(実は私も昨年は初めて入院というものを経験しました)には便利だと思います。