先月28日、厚生労働省から「職場情報総合サイト」が新たに公表されました。



「働き方改革」が推進される中、企業の残業時間や有給休暇の取得率といった「働きやすさ」に関する様々なデータを検索、ダウンロードすることができるようになっています。

例えば、本社所在地が大阪府、月平均所定外労働時間(残業時間)が20時間未満の条件で検索してみると、35社がヒットします。

「当サイト設立の背景」によると、もともと複数のサイトに散在していた情報を横断的にカバーし、企業の職場情報を1カ所で多面的に検索、参照できるようにしたということです。こうした取り組みが進んでいくと、「働き方」の改善や情報開示に積極的な企業が人材確保の面でより有利な立場にたてるようになるでしょう。

実際のところは、使ってみればすぐわかりますが、現時点では「情報を登録している企業が限られている」「情報の正確性がどこまで担保されているのか不明」「企業間の情報の比較がしづらい」等々の面から、一般の求職者に広く活用されるとはとても思えません。ただ、今後情報量が増えてくれば、まず採用や人材紹介等の事業者において活用が進む可能性はあるでしょう。

上記サイトは、「若者雇用促進総合サイト」 「女性の活躍推進企業データベース」 「両立支援のひろば」の3サイトのいずれかに登録すれば掲載の対象となり、独自の情報も企業側が任意に入力して掲載することができるようになっています。

各企業としては、すぐに登録するかどうかは別にしても、「働きやすさ」に関する指標としてどんなものがあり、どの指標についてどれくらいの水準を目指していけばいいのかを考えるための材料として活用できるのではないかと考えます。