先週、厚生労働省より、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)の普及に向けた2つのリリースがありました。1つは厚生労働省自身による「職場iDeCo・つみたてNISA」の導入、もう1つは中小事業主掛金納付制度の愛称「iDeCo+」(イデコプラス)の決定です。

職場iDeCo・つみたてNISAについては、昨年、金融庁が「職場つみたてNISA」を導入したのに倣って厚生労働省でも導入されたものです。iDeCoやつみたてNISAは、あくまで個人が金融機関に対して自由意思により申し込むものですが、事業主が金融機関と連携して情報提供や申し込み手続きのため機会を提供することで、加入を促進しようとする取り組みです。企業が同様の取組みを行う際の参考となるよう、運営要領等の文書も公開されています。

もう1つの愛称「iDeCo+」については、中小事業主掛金納付制度が今年(2018年)5月にスタートして4ヶ月近くたったところでの発表ということでやや唐突感はありますが、制度の仕組みをシンプルに表した愛称だと思います。「中小事業主…」という正式名称は長ったらしいので、関係者の間では「逆マッチング」とか「事業主マッチング」と呼ばれていましたが、これで「iDeCo+」に統一されそうです。

ちなみにロゴはこちら。
iDeCo+_logomark RGB Data
国民年金基金連合会公式サイトのこちらのページからダウンロートできます。

また、愛称決定の発表とあわせて、公式サイトにiDeCo+を実施する際の事業所の事前登録の案内が掲載されました(こちら[PDF])。これまで事業主払込(給与天引き)の事業所登録を行っていなかった企業においてiDeCo+を実施する際、加入者の確認等に時間がかかっていたため、事前登録を行うことにより効率化を図るということです。

制度開始時にこうした準備をしておかなかったのはややお粗末な感じもしますが、それだけiDeCo+の実施企業・利用者が実際に出てきているということでしょう。公式サイトではiDeCoの加入実績を毎月1日に公表(更新)していますが、次回あたりiDeCo+の実績についても公表項目に追加されることを期待したいと思います。