週刊ダイヤモンド7/14号のテーマは「定年後も稼ぐ働き方」。半月ほど前に発売されたものですが、遅ればせながら読んでみました。



定年後の働き方として次の4つを提示し、それぞれの選択肢についての事例や注意点、準備すべきことなどが書かれています。
  1. 中小企業・事業を買収して経営者になる
  2. 独立して個人事業主になる
  3. 定年前後に転職する
  4. 定年後再雇用制度を利用する
1と2は先日「タイプ別セカンドキャリアの進路」の記事の中で書いた進路①②と同じ、3と4は③を2つに分けた感じですね。

この中で、2の「独立」についてはシニアにとってリスクの小さい選択肢だと紹介されています。月収30万円で雇ってもらうよりも、1件3万円の仕事を10件引き受ける方がライバルが少なく見つけやすいというのがその理由です。独立していれば65歳以上も働き続けることができます。

ただ私としては、この発想は3や4にこそ必要なのでは感じました。一見するとリスクの少ない4の「再雇用」ですが、漫然と5年を過ごした後の65歳以降の人生を考えると、収入も居場所も失うことになりかねません(65歳以降も生涯現役で働ける職場ならいいですが、そういう会社は限られるでしょう)。再雇用のその先を見たときにはむしろリスクの高い選択肢といえます。

そして、このリスクを低減させるための方法が複数の仕事につくことではないかと思います。再雇用後は「週3日、1日6時間勤務」のような働き方を選択できるケースも多いでしょうから、時間的にはほかの仕事に就くことも十分可能です。収入にこだわる必要がなければボランティアなどでもよいでしょう。

投資の世界では、リスクを低減させるために「分散投資」は欠かせない手段ですが、仕事の面においても定年後に向けてはリスクを分散させ、65歳以降も長く自分が活躍できる場所を確保しておくことが重要ではないかと思います。

企業の側もそれを理解し、再雇用者に対して副業・兼業を推奨、支援することで、会社生活からの卒業に備えることが、今後求められるのではないでしょうか。