2018年1月につみたてNISAがスタートして約半年がたちました。つみたてNISAの対象となる商品(投資信託)は、金融庁が定める要件を満たし、金融庁に届け出られたものに限られています。制度開始時は120本程度でしたが、その後少しずつ増え、直近(2018年6月22日時点)では151本となっています。

内訳は、
  1. 指定インデックス投資信託:131本
  2. 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブ運用投信等):17本
  3. 上場株式投資信託(ETF):3本
となっており、当初より1のインデックス投信が多くを占めていますが、2のアクティブ投信も徐々に増えてきました。

ところが、久しぶりに2のリストを見てみたところ(こちらに掲載)、アクティブ投信とは言えないものも含まれていることに気づきました。具体的には以下の商品です。

EXE-i グローバル中小型株式ファンド
「シュワブ U.S. スモールキャップ ETF」と「バンガード・FTSE・オールワールド(除く米国)スモールキャップ ETF」という2つのETFへの投資を通じて、世界(日本を含む)の中小型株式に投資する。FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス(円換算ベース)を参考指標とし、市場の値動きと同等の投資成果を目指す。

実質的な信託報酬は年0.33%程度(税込)。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
バンガード(アメリカの運用会社)が運用する8つのファンドへの投資を通じて、世界の株式と債券に半分ずつ投資する。投資対象となる8つのファンドはいずれも株式や債券の所定の指数に連動する運用成果を目指すインデックスファンド。

実質的な信託報酬は年0.68%程度(税込)。

世界経済インデックスファンド
6種類のマザーファンドへ投資を通じて、世界の株式と債券に半分ずつ投資する。投資対象となる6つのマザーファンドはいずれも株式や債券の所定の指数に連動する運用成果を目指すインデックスファンド。

信託報酬は年0.54%(税込)。


これらはいずれも市場インデックス(あるいはそれらの組み合わせ)に連動した運用成果を目指すものであり、実質的にはインデックス運用です。信託報酬もつみたてNISAの「指定インデックス投信」の要件(海外資産を投資対象とするものは税抜き年0.75%以下)を満たしています。

それでも「アクティブ運用投信等」のほうに分類されているのは、
  • 他のETFやインデックスファンドへの投資を通じて間接的にインデックスへの連動を目指す運用方法が金融庁の定める「指定インデックス投信」の要件に(形式的には)該当しないこと
  • 対象とする指数が金融庁の定める「指定インデックス」のリストに含まれていないこと
が理由ではないかと思います。

実質的にはインデックス運用となっている投資信託が、要件の異なる「アクティブ運用投信等」のほうに分類されてしまうのはちょっと違和感がありますが、いずれにしても購入にあたっては形式的な分類にかかわらず商品の中身を確認することが重要ですね。