会社が掲げる”ミッション”というのはもちろん、各社それぞれなわけですが、わりと多いのが「○○を通じて□□を実現する」という形式で表現されているものではないかと思います。

○○に入るのがその会社が持っている固有の商品やサービス、リソースであり、その○○を手段として最終的に実現したい世の中が□□であるという形です。いくつか例を挙げてみます。

リクルート
私たちは、新しい価値の創造を通じ、社会からの期待に応え、一人ひとりが輝く豊かな世界の実現を目指す。

ファーストリテイリング
本当に良い服、今までにない新しい価値を持つ服を創造し、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します
独自の企業活動を通じて人々の暮らしの充実に貢献し、社会との調和ある発展を目指します

オートバックス
オートバックスは 常に お客様に最適なカーライフを提案し 豊かで健全な車社会を創造することを使命とします。

私がこのブログを始めたときに定めたミッションも同じ形をしています。
向井洋平は退職給付の専門家として、はたらく人たちが豊かなライフプランを描ける社会の実現を目指します

○○に入るのが退職給付に関する専門性、□□に入るのがはたらく人たちが豊かなライフプランを描ける社会です。

アクチュアリーは、私もそうですが、「数学が生かせる仕事」という点に興味や魅力を感じてこの道を選んだ人、ミッションの形で言えば○○から入った人がほとんどだと思います。ただ入口はそれでいいとしても、長くやりがいをもって仕事を続けていくには、どんな価値を提供していくのか、何を実現していきたいのかという□□の部分が重要になってくると思います。

そしてこのことは、個々のコンサルティングサービスにも言えます。機能や手段としてのサービスを高い精度で提供することも大切ですが、最終的にお客様にどうなってほしいのか、提案の段階からその姿を思い描いて接していくこと。

目に見えないコンサルティングサービスはいかようにもその形を変えられるものであり、在りたい姿を実現するために何を提供できるか、常に考えるようにしていきたいと思います。