以前こちらの記事で男性の平均寿命は所得が高いほど長くなる傾向にあることを書きましたが、配偶者の有無も平均寿命と関係しているんじゃないかということで調べてみました。

前回同様、市区町村別の平均寿命を、市区町村別の「65歳以上未婚率」(2015年国勢調査)とかけ合わせてみた結果が以下の散布図です。なお、男女いずれかの65歳以上未婚率の母数が100人未満の市区町村は除いています。
1

所得との関係ほどははっきりしていませんが、男性については未婚率(横軸)が上がるほど平均寿命(縦軸)が下がっている感じがしますね。

未婚率を2%ごとに区分して、それぞれに当てはまる市区町村の平均寿命の1歳ごとの分布と平均値を比較すると以下のようになります。

注:未婚率「0%」は「0%以上2%未満」、「2%」は「2%以上4%未満」、…(以下同様)を表す。10%以上はサンプル数が少ないため省略。

<男性>
2

<女性>
3

女性については未婚率の大小と平均寿命はほとんど関係なさそうですが、男性については未婚率が高い地域ほど平均寿命が下がる傾向が読み取れますね。生活環境の違いが健康状態に影響している可能性がありそうです。

日本人の平均寿命は長くなる傾向が続いていますが、低所得者層が拡大したり生涯未婚率が上昇したりすると、特に男性については寿命の格差が拡がっていくことになるかもしれません。