昨日の記事では2017年度の確定拠出年金全体の運用結果を推計したところですが(企業型は3%台後半、個人型は2%台後半あたり)、じゃあ自分の場合はどうなのかということで加入者サイトを見てみました。

私が加入しているSBI証券の個人型プランの場合、資産全体の運用利回りは掲載されていませんが、2016年3月末の資産額、2017年3月末の資産額、及びこの間に拠出した12か月分の掛金額から、以下の例のように簡便的に計算できます。

<利回りの計算例>
2016年3月末の資産額:100万円
2017年3月末の資産額:120万円
12か月分の掛金額:12万円(正確には手数料分を差し引く)
とすると、
2017年度の運用収益:120万円ー(100万円+12万円)=8万円
2017年度の平均元本:100万円+12万円/2=106万円
2017年度の運用利回り:8万円/106万円=7.5%
となります。

当年度中に拠出された掛金については年度末までの運用期間が1年に満たないので、これを半分にして(平均期間を半年として)元本に加えるというのが年利回りを計算するうえでのポイントです。

で、この計算式に自分の金額を当てはめて計算したところ6.4%となりました。ちなみに、私の現在の商品構成割合は概ね以下のとおりとなっています。
※カッコ内は各商品の投資対象
DCニッセイ外国株式インデックス(日本を除く先進国の株式):50%
EXE-i 新興国株式ファンド(新興国の株式):20%
EXE-i グローバル中小型株式ファンド(日本を含む世界の中小型株式):20%
三井住友・DC外国リートインデックスファンド(日本を除く先進国の不動産):10%
年度の途中で一部商品を入れ替えたので、その時に割合も少し変わっていますが、総合すると資産構成としては外国株式がおよそ9割となります。ただ外国株式の代表的なベンチマーク(MSCIコクサイ)の収益率は8.47%なので、これと比べると結構負けてますね。

しかし、まさにそのMSCIコクサイをベンチマークにしているDCニッセイ外国株式インデックスの運用レポートを見たところ、ベンチマーク収益率は6.87%となっていました(ファンドの収益率は6.89%)。これだと私の年間実績とだいぶ近くなります。

何が違うのか調べてみたところ、8.47%は配当への課税を考慮しない「グロス」の率、一方6.87%は配当への課税を考慮した「ネット」の率となっているようです。確定拠出年金では配当への課税はありませんが、それは日本国内での話であって、海外で源泉徴収される配当への課税は回避できません(参考記事「外国株への配当課税が投資信託のリターンに与える影響」)。

株式に投資する投資信託のベンチマークについては、商品によって配当そのものを含んでいる場合とそうでない場合があって分かりづらいのですが、ややこしいことに外国株式を投資対象とするものについてはさらに配当への課税を考慮するかどうかで分かれているということですね。詳しくはこちらの記事にまとめられています。

ただ配当課税だけでこれだけの差は出ないと思いますので、日本円に換算するときの為替レートをどの時点で取るかというタイミングの違いもありそうです。

あとは資産構成の10%を占める外国リートが運用利回りが5%以上のマイナスで足を引っ張り、最終的に6.4%という結果になっています。

自分の確定拠出年金の運用資産について、年間の利回りという観点ではこれまでそれほど詳しくは見ていなかったのですが、分析してみるとベンチマークにも微妙な違いがあることなど、新しい発見がありました。