社会人としてのキャリアを考えるにあたり、やりたいこと(Will)、できること(Can)、しなければならないこと(Must)の3つに整理して考えるというフレームワークがありますが、先日受講したセミナーの中で、これからはWillを起点に考えていくことが重要だという話がありました。

これは私としてもまさにそのとおりだなという思いであり、特に会社員生活の後半において、その重要度は増していくのではないでしょうか。

シニア人材に対するスタンスは企業によって様々ですが、一律に若い社員と同じ働きを期待する会社は少なく、本人の能力や希望に応じて働き方や処遇に幅を持たせる仕組みが広がりつつあります。会社によっては、社員に会社の外で活躍の場を見つけてくることを望んでいるかもしれません。

継続雇用をするにしても、Willを起点として、社内で期待される役割(Must)と結びつけて考えられている社員に対しては、会社(人事)としても対応しやすく、双方が納得するような結果を得られやすいでしょう。一方で対応に困るのが、指示待ちでWillのない社員ではないかと思います。

そうした点から考えると、中高年の社員に対するキャリア支援においては「Willを育てる」という観点が重要であり、そのためのきっかけや機会を作ることが求められるのだと思います。またMustの位置づけについても、「社内で期待される役割」から「社会に対して貢献できること」へと、より広い視点を持つことで、可能性が広がるのではないでしょうか。