高齢者雇用についての調べ物をしていたら、独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)が発行しているエルダーという月刊誌にたどり着きました。電子版はフリーで読めます(バックナンバーはこちら)。

その名(elder:年長の)のとおり、高齢者等の雇用に関する記事が毎回掲載されており、2018年2月号ではキャリア開発支援の事例として、新日本無線の「キャリア・シフトチェンジ研修」が紹介されています。

同社では原則56歳で役職解任、60歳定年制をとっていますが、2016年3月までは定年後の処遇は一律に決められていたところを、2016年4月からは「チャレンジコース」と「スタンダードコース」を設け、さらにスタンダードコースについても処遇を5段階に分ける見直しを行ったことが紹介されています(別途「社外転身コース」も設置)。

併せて、50歳を迎える社員全員を対象とした「キャリア・シフトチェンジ研修」を実施することとし、雇用延長時に求められる役割等について理解を得るための機会を設けています。

「シニアにその気になってもらうためには、会社が何を自分に求めているのかを理解してもらう必要がある。」という人事部専門部長のコメントにあるとおり、制度の見直しや研修の実施にあたっては、まず会社としてシニア社員にどのような役割、働きを期待するのかを明確にしておく必要があるでしょう。

また、研修では中央職業能力開発協会(JAVADA)が開発した能力診断ツールを用いているということで、ちょっと検索してみたところ、CADS & CADIというキャリア支援ツールが提供されているようです。各種ツールは解説書も含めて2~3千円程度で販売しているようなので、購入して中身を見てみようと思います。