給与収入に対する所得税や住民税を計算しようとする際に厄介なのが、年収=課税所得ではないことです。年収から様々な種類の控除を差し引いた額が課税所得となり、課税所得に税率を掛けたものが税金となります。年収が全く同じでも、控除対象となる扶養家族がいるかどうか等によって課税所得の金額は変わってきます。

<参考記事>源泉徴収票から読み取るiDeCoの節税効果

概算でいいので年収と課税所得が対になっている一覧表がないかな~と検索してみてもなかなか見当たりません。というわけで、作ってみることにしました。ただしあくまで概算であり、以下の種類の控除のみ考慮しています。
  • 給与所得控除
  • 社会保険料控除
  • 基礎控除
  • 配偶者控除
  • 扶養控除(一般/特定)
なお、上から3つ目の基礎控除までは無条件に考慮していますが、配偶者控除と扶養控除については収入のない配偶者及び高校生・大学生の子どもの人数に応じた計算としています。
(詳細な前提は一番最後に載せています)

年収⇒課税所得の換算表

※金額単位:万円
年収 上段:収入のない配偶者と高校生の子の人数、下段:大学生の子の人数
0人 1人 2人
0人 1人 0人 1人 0人 1人
200 54 0 16 0 0 0
250 82 19 44 0 6 0
300 109 46 71 8 33 0
350 137 74 99 36 61 0
400 168 105 130 67 92 29
450 201 138 163 100 125 62
500 233 170 195 132 157 94
550 266 203 228 165 190 127
600 298 235 260 197 222 159
650 331 268 293 230 255 192
700 367 304 329 266 291 228
750 405 342 367 304 329 266
800 442 379 404 341 366 303
850 480 417 442 379 404 341
900 517 454 479 416 441 378
950 556 493 518 455 480 417
1000 597 534 559 496 521 458
1100 689 626 651 588 613 550
1200 781 718 743 680 705 642
1300 874 811 836 773 798 735
1400 966 903 928 865 890 827
1500 1058 995 1020 957 982 919
1600 1152 1089 1114 1051 1076 1013
1700 1246 1183 1208 1145 1170 1107
1800 1340 1277 1302 1239 1264 1201
1900 1434 1371 1396 1333 1358 1295
2000 1528 1465 1490 1427 1452 1389

<計算の前提>
【給与所得控除】こちらの「平成29年分」の表に記載の計算式のとおり
【社会保険料控除】年収の8割を月例給与、2割を賞与としたうえで、厚生年金保険料については月例給与(上限:744万円)と賞与(上限:300万円)の合計額の9%、厚生年金保険料以外の社会保険料については年収の6%として計算
【基礎控除】一律38万円として計算
【配偶者控除及び扶養控除】「収入のない配偶者と高校生の子の人数×38万円」と「大学生の子の人数×63万円」の合計

上記とは逆の、課税所得⇒年収の換算表も作ろうかと思いましたが、計算が複雑なので断念しました…。

計算の前提に含めていない、生命保険料控除や小規模企業共済等掛金控除(iDeCo掛金や企業型DCのマッチング拠出が該当)等の所得控除がある場合は、上記の金額からこれらを差し引いた額が課税所得となります。

ちなみに、本題とは関係ないですが、Excelの表からHTMLのタグに変換してくれるこちらのWebページ、便利ですね。