おカネを投資するということは、必要としている先におカネを回すということです。では、おカネを必要とする側から見たときに、おカネを調達する方法にはどんなものがあるでしょうか。

①銀行から借りる
まず最初に思いつくのが、銀行をはじめとする金融機関からおカネを借りるという方法でしょう。個人でも、住宅ローンなどで銀行からおカネを借りることがありますが、多くの企業でも事業のための資金を銀行などから借り入れています。

なお、銀行が貸し出すおカネは預金で集めたおカネです。預金は文字通り預金者から「預かっているおカネ」であり、銀行自身のおカネではありません。銀行から資金を借り入れるということは、銀行を通じて預金者から間接的に資金を調達しているということです。

②資金の出し手から直接借りる
銀行ではなく、投資家から直接資金を借り入れるという方法もあります。例えば、国は「国債」を発行してこれを販売することでおカネを調達しています。国は、国債をもっている人(または企業など)に対して年2回利息を支払い、期限がきたら額面通りの金額を返済します。同様に、地方自治体や企業も「地方債」や「社債」を発行することで、おカネを調達することがあります。

もし、おカネを借りた企業が破たんした場合、①の場合にはその損失を被るのは銀行です。預金者は、預け先の銀行が破たんしない限りは直接的な影響は受けません。これに対して、②の場合には社債を購入した人が直接損失を被ることになります。

③出資を受ける
上の①②はいずれも借り入れによりおカネを調達する方法ですが、企業の場合は出資を受けるという方法もあります。株式を発行して、それを購入してもらう(株主になってもらう)ことでおカネを調達するというやり方です。

おカネを借りるのと違って企業には返済の義務はありませんが、株主に対して配当という形で利益の一部を還元したり、上場企業であれば企業価値を高めることで株価を上げることが求められます。


以上の3つが主な資金調達の手段であり、これらをおカネを投資する側から見れば、
①預金(定期預金)
②債券投資
③株式投資

となります。

この3つは、確定拠出年金における商品構成の基本となるものでもあります。