老後資金の3本柱と言えば、
  1. 国が用意する公的年金
  2. 会社が用意する退職金や企業年金
  3. 自分で積み立てる個人年金や投資・貯蓄
ですが、これに続くものとしてリバースモーゲージという方法があります。不動産(土地と自宅)を担保として資金を借り、自分が死んだ後に不動産を売却するなどして返済に充てるというのが基本的な仕組みです。生きている間は持ち家を手放すことなく、老後の生活費やリフォーム、老人ホームへの入居等にかかる費用を確保したり、住宅ローンの返済に充てることで(一種の借り換え)毎月の返済額を抑えたりすることができます。

言葉としてはだいぶ前からあったような気がしますが、私も実際に利用している例を見聞きしたことはありません。ただここ2,3年の間にメガバンクでも取り扱いを始めたようで、徐々に普及しつつあるようですね。早くから取り扱いを開始した東京スター銀行では2016年11月現在で利用者数は6,300人超、この5年間で約3倍となっています(ディスクロージャー誌より)。

というわけで、金融機関等のサイトの情報をもとに、商品の概要についてちょっと調べてみました。

利用できる人は?
55歳以上(金融機関により年齢は異なる)で自宅で夫婦二人暮らしまたは一人暮らしをしている人。主に都市部に自宅を持つ人が対象となっていますが、静岡銀行など一部の地方銀行でも取り扱いを始めたようです。契約者(本人及び配偶者)の死後に不動産の売却により返済することを想定しているため、推定相続人(子ども等)の同意が必要となります。

いくら借りれるのか?
利用可能額は概ね自宅の評価額の50%以内で、限度額に達するまではいつでも借り入れ可能です(みずほ銀行の場合)。

金利はどれだけか?
直近の金利水準は3~4%程度のようです。通常の住宅ローンよりは高めですね。利息については借入残高に加算していく方式(後でまとめて返済)と、毎月支払っていく方式の2つのパターンがあります。


リバースモーゲージには、契約後の金利上昇や不動産評価額の下落によって、借入可能な額が減ってしまうというリスクもありますが、老後資金に不安がある場合は、今所有している不動産で利用できるのか、いくらまで借りられるのかを確かめておくとよいかもしれません。