3月15日、大和証券から「iDeCo(個人型確定拠出年金)の新プラン提供開始について」と題したリリースが出され、これによると4月3日より新プランの受付を開始するそうです(現プランは新規受付停止)。

新プランでは、SBIベネフィット・システムズがレコードキーパー(記録関連運営管理機関)になるということなので、加入者専用サイトは、同じレコードキーパーを採用しているSBI証券と同様になるのではないかと思います。

<参考記事>SBI証券の加入者サイトがリニューアル

毎月の運営管理機関手数料も、残高50万円以上の場合はSBI証券と同様に無料であり、また来年3月まではキャンペーン期間として初期手数料と毎月の手数料(1年分)を無料とするとのことです。
(注:いずれも国民年金基金連合会等に対する一律の手数料は発生することとなる。)

で、商品ラインナップはというとこちらのページのとおりなのですが、私が注目したのはその内容よりも並べ方です。

一般的には「国内株式」「外国債券」といったように、投資対象のカテゴリ別に表示されているケースが多いのですが、上記のページではまず「インデックス型」として国内外の債券・株式・REITの6つのインデックスファンドを提示する形となっており、上から4つまでを選べば、いずれも信託報酬0.2%台で基本的な分散投資ができることになります。

ほかに同じような表示をしているところはないか、主な金融機関のサイトを当たってみたところ、日本生命のこちらのページにも、初心者が選びやすいような配慮が見られます。

現在、厚生労働省の中に設けられた専門委員会において、確定拠出年金の運用商品数の上限設定に関する議論が行われており、その中では「階層的な提示」を行うことで、総数は多くても選びやすくするような方法も提案されていますが、その具体例をイメージするのに参考になるのではないかと思います。

<参考記事>DC運用商品の規制に対する業界団体の意見