昨年AFPに登録して以降、FP協会から毎月会報が届くようになりました。2月の特集は「50代以降のセカンドキャリアの作り方」。
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東京大学高齢社会総合研究機構の秋山氏は、インタビューの中で、
およそ100年の人生を自分でプランニングし、舵取りをして修正しつつ生きていく。私はこれを「二毛作人生」「多毛作人生」と呼んでいます。
と語っており、以前の記事で紹介した書籍「ライフ・シフト」を思い起こさせます。

また、長寿社会におけるセカンドライフについては次のように述べています。
何の制約も受けずに自分の好きに生きていいなんて、人生でこれほどいいときはないと思います。30代では許されなかった生き方でしょう。こうした生き方は、長寿社会の1つの特典だと考えています。
少子高齢化というと、年金や介護の不安がイメージされがちですが、こうしたポジティブな面にも目を向け、自由な時間をどう過ごしたいのかを考えることも重要ですね。

ただ、記事の中では次のようにも指摘されており、生活時間の多くを占めていた仕事を、急にほかのものに切り替えるのは実際には難しいことが伺えます。
しかし、定年後のセカンドライフにおいて、何をしたらいいのかわからない人があまりにも多く、大半は家でテレビを見たり、散歩に出たりと暇を持て余しています。
先日、とある企業の人事部の方も、定年後再雇用されることなく事前の計画通りリタイアした社員から、暇を持て余してジョギングを始めたという話を聞いたとおっしゃっていました。

秋山氏によると、50~60代の人へのアンケート調査では、定年後にやりたいことの第1位は「働くこと」「現役であること」、2位が「自分磨き」「学ぶこと」だったとのこと。

忙しく働いている30~40代からすると、意外に思えるかもしれませんが、仮にいま急に仕事がなくなったとしたら、お金の問題は別にしても、何か生産的な活動をしたいという思いが出てくるの普通ではないかと思います。

記事の中では、千葉県柏市での、農業や教育に関連する8つの分野でリタイア世代の就労の場をつくるプロジェクトが紹介されていました。こうした取り組みが進んで、定年後の世代が自分にあった形で生き生きと働くのが当たり前の世の中になれば、高齢社会に対するイメージもだいぶ変わってくるのではないでしょうか。