iDeCoを所管する国民年金基金連合会がWebページ「イデコガイド」を新たに開設しています。

いわゆる「ランディングページ」風の縦長のページで、iDeCoの仕組みや加入手続きの概要がまとめられています。従来の国民年金基金連合会のサイトにあったページと比べるとデザインが一新され、親しみやすさが感じられます。

…しかし、

「イデコガイド」のページにあるリンク先(受付金融機関やQ&Aの一覧など)は従来の国民年金基金連合会のページになっていて、なんというか、とても落差が大きいですね。

金融機関の一覧のページを見ても、電話番号やURLがずらっと並んでいるだけなので、「名前を知っているかどうか」くらいの基準でしか選びようがありません。ここから、加入手続きのファーストステップである「各金融機関への資料請求」という行動に結び付けるのは、なかなか厳しいんじゃないでしょうか。

これに対して、確定拠出年金教育協会の「iDeCoナビ」や、モーニングスター社の「個人型確定拠出年金ガイド」では、金融機関(運営管理機関)ごとの手数料や商品内容などを比較・確認できるようになっており、そうした情報をもとに、100以上ある金融機関から資料請求する先を選択することができます。

iDeCoの普及・推進という目的からすれば、こうしたサイトへのアクセスを促すほうが効果的であり、わざわざ金融機関を選びにくいページに誘導するようなものは、むしろマイナスになりかねません。

公的機関として「中立性」を確保しなければならないという制約はあるにせよ、相応の予算(こちらを参照)をつぎ込んで広報活動をやっているわけですから、既存の民間の取り組みも考慮したうえで、いかに加入申し込みという実際の行動に結びけるかということを、利用者の視点に立ってしっかりと考えてほしいですね。

<2017/4/14追記>
2017年3月、イデコガイドのサイトがリニューアルし、「iDeCoアプリ」もリリースされました。これに関する記事はこちら↓
iDeCoアプリをダウンロードしてみたが…