月刊金融ジャーナル2016年10月号に確定拠出年金法の改正についての記事を寄稿しました(最新号の紹介はこちら)。10月号では第Ⅱ特集としてDC法改正が取り上げられ、それぞれ観点の異なる5本の記事が掲載されています。 

私の記事は基本的に企業側の立場から今回の法改正への対応について書いたものであり、「誰でも個人型DCに加入できる」ようになったことを、「従業員が拠出限度額の範囲内で掛金を拠出できる権利」ととらえ、これを制度上どのように生かしていくか、またそれを従業員の老後に対する安心や会社に対する信頼にどう結び付けていくか、という観点から書いてみました。

他にも法改正そのものについての解説や、運営管理機関や金融機関の担当者の観点から書かれたもの、金融機関の個人向けビジネスの観点から書かれたものなど、いろんな角度からの記事があり、私としても参考になりました。 

この月刊誌を購読しているのは主に金融機関の関係者だと思いますので、一般の方はあまり目にすることはないと思いますが(実は私も今回執筆の依頼を受けて初めて読みました)、もし機会があれば一度ご覧いただければと思います(いま検索してみたら、大阪府立図書館には各号の蔵書があるようです)。