昨日、当社WEBサイトの広報室にアップされたコラムでは、「社員が頭を抱える退職金と企業年金の支給額」と題して今後の退職金・企業年金の支給額についてのアンケートを紹介しています。

結果はこちら。
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圧倒的に悲観的な見方が多いですね。確かに統計で見ても退職金の水準は減少傾向にありますし、賃金もなかなか増えない現状では致し方ないところです(でも個別に見れば、ここ数年で退職金を増やした会社は私が関わった中でもいくつかありますけどね)。

じゃあそんな中で退職金や年金、つまりリタイアしたあとの収入を増やすにはどうすればいいでしょうか。

その方法を考えるために、退職後・老後にもらえるお金を分解していきます。まず、どこからもらえるのかという観点で分解すると、
  1. 国からもらえる年金
  2. 会社からもらえる退職金・年金
  3. 自分で積み立てる年金
となります。

会社員にとって「国からもらえる年金」は厚生年金ですが、厚生年金の年金額をさらに分解すると、
  • 現役時代の1月あたりの給与・賞与の平均
  • 勤務年数×12(つまり勤務月数)
  • 年金をもらいはじめる年齢に応じた割増(割引)率
  • 一定率
の掛け算で表されます。3点目については、65歳より早くもらいはじめると割引、遅くもらいはじめると割増となり、70歳まで待ては42%の割増になります。

つまり、現役時代にがんばって稼ぎ、年をとっても長く働き、年金をもらいはじめるのをしばらく我慢すると多くもらえますという身も蓋もない結論になるわけですが、現実はそういうことです。

次に「自分で積み立てる年金」ですが、これについては昨日「個人型DCと他の給与天引き積立プランとの比較」で紹介したとおり、個人型の確定拠出年金へ加入できるのならそれを最優先に考えるといいでしょう。

会社ですでに企業型の確定拠出年金に入っている場合、「マッチング拠出」という自分の給与から掛金を上乗せできる制度を設けているところも増えてきていますので、それを利用することでも同じ効果が得られます。

最後に「会社からもらえる退職金・年金」ですが、これについては会社によってまちまちです。なので、まずは自分の会社の退職金・年金の仕組みがどうなっているのかを知らなければ増やす方法もわかりません。

というわけで、明日から毎週土曜日は「退職金・年金の超キホン」シリーズとして「退職金って何?」というところから記事を書いていきたいと思います。