先週22日、SBI証券から「個人型年金プラン運用商品大幅拡充のお知らせ~低信託報酬のインデックスファンドなど計20本を追加~」がプレスリリースされました(詳しくはこちら)。

SBI証券は個人型の確定拠出年金(DC)プランを提供している金融機関(正式には「運営管理機関」と言います)の1つであり、スルガ銀行と並んで口座管理手数料が安いことで知られています。ちなみに私もSBI証券の個人型年金プランに加入しています。

そのSBI証券ですが、信託報酬(運用の手数料)の安い投資信託商品の品ぞろえという点では、りそな銀行や野村証券に見劣りしていました(岩手銀行・琉球銀行も野村證券と類似した品ぞろえです)。

しかし、今回の商品追加により信託報酬でもトップレベルの品ぞろえとなりました。

主なカテゴリごとに、3社の最も信託報酬の安い商品で比較した結果は以下の通りです(いずれも資産残高に対する年率)。

※左が今回の商品追加前、右が商品追加後。

【国内債券】
りそな:0.162%     SBI:0.1296%
野村:0.1728%   → りそな:0.162%
SBI:0.594%以内    野村:0.1728%

【国内株式】
りそな:0.1944%    りそな:0.1944%
野村:0.2052%   → 野村:0.2052%
SBI:0.2592%     SBI:0.2592%

【国際債券】
野村:0.2268%     野村・SBI:0.2268%
りそな:0.2484%  → -
SBI:0.4304%程度   りそな:0.2484%

【国際株式】
野村:0.2376%     SBI:0.2268%
りそな:0.27%   → 野村:0.2376%
SBI:0.3244%程度   りそな:0.27%

【バランス(固定型)】
りそな:0.1944%~  SBI:0.1836%~
野村:0.2376%~ → りそな:0.1944%~ 
SBI:0.7344%    野村:0.2376%~
※同じ種類の商品でも資産構成割合に応じて変動

信託報酬さえ安ければそれでよいということではありませんが、加入者にとってもっとも分かりやすいメリットであることに違いはありません。

今国会で成立が見込まれているDC法の改正案では、企業型DCにおける運用商品の見直しや、定期的な運営管理機関の評価に関する規定が盛り込まれています(詳しくはこちら)。

企業型のプランでは規約ごとに商品ラインナップが異なるため、他社のプランとの比較は困難ですが、個人型のプランと比較することはある程度可能です。

企業型DCの担当者にとって、少しでも加入者にメリットのある商品をそろえるために、個人型プランの情報も参考になるのではないかと思います。

<参考までに…>
個人型プランの商品情報は「個人型確定拠出年金ナビ」の「商品内容を調べる」から入手することが可能です。但しこのサイトの情報は結構誤植が多いので、最終的には運営管理機関のサイト等で確認しておくのが無難でしょう。