私は「ライフ・デザイン・アクチュアリー」を名乗っていますが、経済的な側面から個人のライフプランをサポートするのは、ファイナンシャルプランナー(FP)が専門とすることろです。私もこの3月からAFPの資格取得に向けて通信講座を受けていますが、実際のFPの仕事ぶりを体 ...
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2016年05月
サイコロのようにはいかない資産運用
今回は確率と運用の話です。サイコロを1万回振ったら1~6の目が出る回数はそれぞれどれくらいになるか?これはそんなに難しくありませんね。以下のとおり、どれも同じくらいの回数になります。<エクセルによるシミュレーション結果>では、「サイコロを10個振って出た目の平 ...
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リスクを分けあうわけではない「リスク分担型DB」
確定給付(DB)、確定拠出(DC)に続く第3の企業年金とも呼ばれる「リスク分担型DB」。先日の記事でも少し触れた4月28日開催の企業年金部会で取り上げられ、制度の仕組みについて、これまでよりも詳しい内容が示されました。この制度は法律上は確定給付企業年金制度の中に設 ...
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DCを入れるのは従業員に「可哀想」なのか?
日本に確定拠出年金制度(DC)ができてから15年近くがたち、徐々にではありますが多くの企業に普及しつつあります(2016年3月末現在の企業型年金の実施事業主数は22,574社)。当初強かった「従業員に運用リスクを負わせること」への抵抗感もだいぶ和らいできたように思います ...
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年金受取にキビシイ企業年金の税制
企業年金制度は「年金」という名前がついていますが、実態としては年金ではなく一時金で受け取るケースが圧倒的に多くなっています。その理由の1つとしてあげられるのが、税制の違いです。一時金で受け取る場合は「退職所得」扱いとなり、例えば勤続38年の場合なら2060万円ま ...
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人事の役割と退職金制度
退職金制度はたいていどの会社でも人事部門の所管ですが、ではそもそも人事部の役割とは何なのか。こちらの「人事の赤本」をひととおり読んでみました。人事担当者が知っておきたい、10の基礎知識。8つの心構え。 [単行本]労務行政研究所労務行政2010-07-30この本で紹介され ...
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情報公開でガバナンスを強化せよ
連休直前の4月28日、7ヵ月ぶりに企業年金部会が開かれました。企業年金部会は2013年に厚生労働省の社会保障審議会の中に設置された部会で、「企業年金制度全般の在り方等」について議論を行う場となっています。基本的には事務局(役人)が議論のたたき台を提示し、委員(エ ...
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社員に個人型DCを活用してもらうには
先日、NIKKEI STYLEに「個人型DC、中小企業こそ際立つメリット」と題した記事が掲載されました。NIKKEI STYLE@nikkeistyle個人型DC、中小企業こそ際立つメリット 編集委員 田村正之 https://t.co/VRxgTmVNl12016/04/28 05:45:09 個人型DCとは個人単位で加入する確定拠 ...
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家財保険で退職金を運用?~JA共済の「むてき」への質問状
先日、すでにリタイアしている義母のもとにJA共済の営業マンから家財保険の提案がやってきました。その名も「むてき」。火災や自然災害などにより家具・家財に損害が発生した場合に保険金がおりる、火災保険の一種です。しかしこの保険は掛け捨てではなく、満期保険金が返っ ...
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